¥35,200

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少し短めの丈設定でリラックス感のあるシルエットのレギュラーカラーシャツです。
スプリットヨークの地の目を少しバイアスにし、型崩れのしにくさを担保しつつ、生地の伸縮性を利用し背中のなじみの良い設計にしています。
前立てはデザイン性もありながらパンツに入れた際に前立てがごろつかない様20年代のシャツをお手本に仕立てました、リラックス感を損なわないよう芯材は接着タイプやケミカルなものは使わず薄いスレキを使用しています。
インディゴデニム並みに経年変化を楽しめる新しい染色のアプローチはないかと考え京友禅を主に扱い、植物等の天然染料の扱いに秀でた染工場と共に様々な植物や媒染材の組み合わせを試験しました。
そしてたどり着いたのが10世紀から使用される日本文化と深いかかわりを持つ”柿渋染料”と鉄媒染の組み合わせです。
インディゴは色が徐々に淡くなっていくのみですが、柿渋染は日光に当てるごとに徐々に色が濃くなり、その後緩やかに色が淡くなっていく二段階の経年変化の仕方が最大の特徴です。そして、今回は浸染ではなく、表面のみを扱いて染めています。
染料に使う糊も少し粘度を高める事により裏通りを防止し、デニムの様なアタリが生まれるように調整しています。
そうする事で柿渋の経年変化とアタリ感が、複雑な濃淡を生み、これまでにない新しい表情を生み出します。
さらに柿渋には、防虫、防腐、防臭効果などもあるのでじっくり着用癖やしわをつけながら育てるには最適です。
インディゴや藍とはまた違った柿渋染料独自の味わいを楽しんでいただきたいです。